大学生・大学院生向け研究助成金制度の概要

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建築・土木事業の未来を担う皆さんへ

公益財団法人 戸田育英財団は、創設者戸田利兵衛の意向に基づき、事業の一環として長年にわたり大学の建築、土木部門の研究者に対して研究助成を継続しております。
研究助成の門戸を広げるために、従来からの大学推薦に加えて新たに公募による研究課題の募集を実施しております。

目的

大学における建築学、土木工学に関する研究への助成を行うことによって、学術研究の発展に寄与する。

応募資格

以下の要件を満たす方とします。

  • 大学に勤務する教授及び准教授で、建築学、土木工学に関する研究を行う方

(大学長またはこれに準ずる方の推薦を得られる方)

応募期間

当年度 6 月 15 日~7 月 15 日 メール又は郵送

助成金の給付金額

総額 500 万円(1 件につき 50 万円)

助成金の使途

研究を行うテーマを遂行する為に必要な諸経費

  • 機材の購入は原則として助成金額の 30% を超えないものとします。(耐用年数 1 年未満)
  • 書籍、研究に関する各消耗品の購入・ソフトは消耗品扱い
  • 研究目的での出張旅費 (グリーン車は除く)
  • 飲食代、研究助成受領者本人の謝金は除きます

研究期間

決定後~3 月 31 日(3 月までに完了していること)
助成期間は、基本的に単年度とします。

報告書の提出

「研究報告書」「要約版」及び「収支報告書」の提出は翌年 5 月 31 日まで

  • 「研究報告書」は和文にて提出(10 枚程度)、要約版(1 枚)
  • それぞれに署名、捺印のあるものとします。
  • 後日簡易製本し、要約版は HP に掲載します。
  • 「収支報告書」で 1 万円以上余剰金が発生した場合は、当財団へ返還するものとします。

研究成果の公表

研究成果を建築学会または土木学会・地盤工学会等、建築・土木に関する専門工学会への投稿を原則とし、その投稿論文と要旨の写しをもって「研究報告書」とすることが出来ます。

対象者の決定

大学長より推薦のあった研究者について、当財団の選考委で選考し、理事会で承認を受けます。
採択した研究テーマ、対象者名を当財団のホームページに公開します。

応募方法

応募者は以下の必要書類をご提出頂きます。

①研究助成金交付願書
②研究に要する使途内訳
③公益財団法人 戸田育英財団 助成金振込口座申請書
④大学長の推薦書(任意)
⑤経歴書(任意)
⑥研究の概要(任意)
⑦その他参考資料(任意)

※④~⑦の資料は自由です

よくあるご質問

Q

どのような研究が助成の対象となりますか?

A

本助成金は、建築学および土木工学に関する研究を対象としております。学術研究の発展に寄与する内容であることが求められます。

Q

助成金の応募資格を教えてください。

A

応募資格は、大学に勤務する教授および准教授で、建築学または土木工学に関する研究を行う方です。大学長またはこれに準ずる方の推薦が必要となります。

Q

大学の推薦がないと応募できませんか?

A

はい、原則として大学長またはこれに準ずる方の推薦が必要です。ただし、公募枠もあり、こちらについても大学の推薦があることが望ましいですが、必須ではありません。

Q

助成金の応募期間はいつですか?

A

毎年 6 月 15 日から 7 月 15 日までです。応募はメールまたは郵送で受け付けております。

Q

応募書類はどこからダウンロードできますか?

A

当財団のホームページより、以下の書類をダウンロードできます。

Q

過去に同じ助成金を受けた場合、再度応募できますか?

A

可能ですが、新規応募者を優先する場合があります。

助成金について

Q

助成金の支給額はいくらですか?

A

1件につき50万円、総額500万円を上限として支給します。

Q

助成金の用途に制限はありますか?

A

研究遂行に必要な経費としてご利用いただけます。ただし、以下の制限があります。

  • 機材の購入は助成金額の30%を超えないこと(耐用年数1年未満のもの)
  • 書籍や研究に必要な消耗品の購入は可
  • グリーン車を除く出張旅費は可
  • 飲食代や受領者本人の謝金は不可

Q

研究助成金の振込はいつになりますか?

A

助成対象者が決定し、必要書類の確認後、指定の口座に振り込まれます。

Q

助成期間はどれくらいですか?

A

決定後から翌年3月31日まで(単年度)です。

Q

助成金を他の研究費と併用できますか?

A

可能ですが、本助成金が特定の目的のために使用されることが条件です。他の研究費と重複する場合、具体的な使途を明記してください。

研究成果と報告について

Q

研究のテーマを途中で変更したのですが?

A

変更後の研究内容と、その変更理由についてご連絡ください。ご連絡はこちらからお願い致します。

Q

研究報告書の提出期限はいつですか?

A

助成期間終了後の翌年5月31日までに、「研究報告書」「要約版」「収支報告書」を提出してください。

Q

研究報告書はどのような形式で提出すればよいですか?

A

以下の3点を提出してください。それぞれに署名、捺印が必要です。

  • 研究報告書(和文・10枚程度)
  • 要約版(1枚)
  • 収支報告書(経費の内訳を明記)

Q

研究成果はどのように公表されますか?

A

研究成果は、建築学会、土木学会、地盤工学会などの専門工学会への投稿を推奨しています。提出した投稿論文と要旨の写しを「研究報告書」とすることも可能です。

Q

収支報告書で余剰金が発生した場合、どうすればよいですか?

A

1万円以上の余剰金が発生した場合、当財団へ返還していただきます。

選考と審査について

Q

選考方法を教えてください。

A

大学長より推薦のあった研究者について、当財団の選考委員会で審査を行い、理事会で承認を受けます。

Q

面接はありますか?

A

原則行いませんが、当財団が必要と認めた場合、実施することがあります。

Q

選考結果はいつわかりますか?

A

応募締切後、約2ヶ月以内に選考結果を通知します。

Q

選考に落ちた場合、理由を教えてもらえますか?

A

選考結果についての詳細な理由は開示しておりません。

Q

採択された研究テーマや対象者名は公開されますか?

A

はい、採択された研究テーマや対象者名は、当財団のホームページに掲載されます。

Q

研究助成金に関する質問や相談はどこにすればよいですか?

A

当財団の事務局にお問い合わせください。

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  • 平日10:30~17:00
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こちらのメールフォームからご連絡ください。

研究報告書のご紹介

令和5年度(2023年度)研究報告書(要約版)

※表は左右にスクロールして確認することができます。

1 芝浦工業大学
建築学部
建築学科
建築 准教授 小柏 典華氏 滋賀院門跡における現存遺跡の建築史的価値評価
2 芝浦工業大学
工学部
土木工学科
土木 教授 谷田川ルミ氏 南海トラフ地震の脅威にさらされる地域における災害時の多世代間共助体制の構築:住民間のソーシャル・キャピタルに着目して
3 東海大学
建築都市学部
建築学科
建築 教授 岩﨑 克也 氏 人の活動を空間デザインに置換するための研究
4 東海大学
建築都市学部
土木工学科
土木 教授 虎谷 充浩氏 複数の衛星データを組み合わせた水害状況把握の研究
5 東京大学
大学院
工学研究科
建築学専攻
建築 教授 山田 哲氏 鋼材の繰り返し変形性能に及ぼす載荷条件の影響
6 東京理科大学
領域理工
学部
社会基盤工学科
土木 准教授 柳沼 秀樹氏 AI技術を活用した都市空間における街路景観特性把握および歩行者経路選択行動モデリング
7 日本大学
理工学部
土木工学科
土木 准教授 長谷部 寛氏 ハニカムパネルの橋梁ウェブ材への適用性と座屈強度の研究
8 早稲田大学
理工学術院
創造理工学部
建築学科
建築 教授 宮本 佳明氏 建築展におけるホワイトキューブを超える展示方法についての研究~宝塚市立文化芸術センター「宮本佳明展」をめぐって~
9 早稲田大学
理工学術院
創造理工学部
社会環境工学科
土木 准教授 三上 貴仁氏 相模湾沿岸における台風に伴う沿岸災害履歴調査と 分析
10 京都大学
大学院工学系
研究科都市社会工学専攻
土木 准教授 安 琳氏 低炭素GPコンクリートの固化反応メカニズムに関する基礎的研究
11 京都大学
防災研究所
社会防災研究部門
建築 教授 牧 紀男氏 災害時の病院の事業継続性の定量評価手法の開発
12 立命館大学
産業社会学部
准教授 富永 京子氏 郊外における若者移住者の空家再利用による都市コミュニティ形成に関する研究
令和4年度(2022年度)研究報告書(要約版)

※表は左右にスクロールして確認することができます。

1 芝浦工業大学
建築学部建築学科
准教授 岡崎 瑠美氏 地方都市における建築遺産のデジタルアーカイブの活用に関する研究
2 芝浦工業大学
工学部
土木工学科
准教授 楽 奕平氏 パーク&ライドの社会実験による観光地の渋滞回避と周遊促進に向けたリアルタイムの情報提供方策に関する実証研究
3 東海大学
建築都市学部
建築学科
教授 高橋 達氏 外張り断熱・二重通気構法住宅におけるエアコン冷房が室内熱環境と壁体内軸組み保存性に与える影響の研究
4 東海大学
建築都市学部
建築学科
教授 山川 智氏 東海大学湘南キャンパスのゼロカーボン・キャンパス化に向けた研究
5 東京大学
大学院工学系研究科
建築学専攻
准教授 松田 雄二氏 居住支援法人による住宅確保要配慮者への居住支援の実態と課題
6 早稲田大学
理工学術院
創造理工学部
建築学科
准教授 石田 航星氏 作業日数にばらつきのあるPERT/CPMによる工事期間の予測手法に関する研究
7 早稲田大学
理工学術院
創造理工学部
社会環境工学科
教授 小野 潔氏 SBHSを用いた鋼桁の弾塑性挙動に関する解析的研究
8 京都大学
防災研究所
准教授 西嶋 一欽氏 RTK測位に基づく有風下での構造物変位計測と風速推定
令和3年度(2021年度)研究報告書(要約版)

※表は左右にスクロールして確認することができます。

1 芝浦工業大学
建築学部建築学科
准教授 猪熊 純氏 テンセグリティ構造を応用した家具のデザイン・試作
2 芝浦工業大学
工学部土木工学科
准教授 大山 雄己氏 空間的相互作用に着目した市街地の土地・建築利用変化メカニズムの分析
3 東海大学
工学部土木工学科
教授 山本 吉道 氏 海洋堤防からの裏込め材吸い出し予防法の改良
4 早稲田大学
理工学術院 創造理工学部 建築学科
教授 吉中 進氏 TMDを用いた既存鉄骨造体育館の耐震補強
5 早稲田大学
理工学術院
創造理工学部
社会環境工学科
教授 秋山 充良氏 機械学習・構造解析・信頼性解析・実験的アプローチの融合によるインフラ構造物の維持管理の高度化
6 京都大学
大学院
工学研究科
建築学専攻
教授 原田 和典氏 火災時における電力ケーブルの機能保持時間測定方法に関する研究
7 日本大学
理工学部
海洋工学科
教授
特任教授
居駒 知樹氏
畔柳 昭雄氏
東京湾中央防波堤埋立地と周辺海域の今後の活用に関する研究
8 静岡理工科大学
理工学部土木工学科
教授 中澤 博志氏 蛇籠を用いた構造物の変形メカニズムに関する基礎的研究
9 長崎総合科学大学
工学部建築学コース
准教授 藤田 謙一氏 浮体式洋上風力の風と波による機能限界評価手法の開発
10 京都美術工芸大学
工芸学部建築学科
専任講師 永井 秀幸氏 コロナ禍を背景とした社会的距離の変化が居住空間に与える影響に関する人口社会アプローチによる研究
令和2年度(2020年度)研究報告書(要約版)

※表は左右にスクロールして確認することができます。

1 芝浦工業大学 建築学部建築学科 教授 佐藤 宏亮氏 若年層移住定住者の生活空間と生活様式に関する研究
2 東海大学 工学部建築学科 教授 岩崎 克也氏 「キャンパス建築の公開性」に関する研究と実践
3 早稲田大学 理工学術院 創造理工学部建築学科 准教授 山田 宮土里氏 土蔵の出入口の左官施工法に関する研究
4 早稲田大学 理工学術院 創造理工学部社会環境工学科 教授 佐々木 邦明氏 ビッグデータとシミュレーションを組み合わせた地域マネジメント手法の開発
5 京都大学 大学院 工学研究科都市社会工学専攻 准教授 大庭 哲治氏 整備戦略の構築に向けた無電柱化事業が不動産市場に及ぼす影響の因果識別
6 京都大学 経営管理大学院 准教授 金 広文氏 アジアの都市鉄道プロジェクトのリスクとステークホルダーの役割に関する研究
7 新潟大学 工学部社会基盤工学プログラム 教授 佐伯 竜彦氏 地形条件を考慮した飛来塩分量評価手法の開発

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